1年生が寮イベントを企画
なでしこ寮では、1年生がやりたい!と思ったことに挑戦できる環境が整っています。
今回、1年生をサポートする「なでしこメイト」の先輩たちの力を借りて、寮の中で「流しそうめん」のイベントを企画・実施しました。今回のFWU Storiesではその様子をお届けします。
企画のきっかけ
寮の部屋で日本文化について話していたところ、ルームメイトの留学生が流しそうめんをしたことがないことが分かりました。「ルームメイトと一緒に流しそうめんをしたい」と考えましたが、体験できるお店は寮から遠く、実現するのが難しそうでした。諦めかけていたところ、1年生がなでしこ寮で企画できる活動があることを知りました。「この1年生企画活動を活用して流しそうめんを寮でやっちゃおう!」「ほかの留学生もしたことがないかもしれない」と考え、「流しそうめん」の企画がスタートしました。
みんなが流しそうめんを楽しむには……?
私たち企画者は寮での企画は初めてだったので、企画書づくりや衛生面の管理に苦戦しました。また、参加者全員に流しそうめんを楽しんでもらうために3つの工夫をしました。
①流しそうめんの竹の長さ
寮の備品に流しそうめんセットがありましたが、竹の長さが想像以上に短く、「このままでは流しそうめんをするわくわく感がない!」と考えました。そこで、雨どいを流しそうめんセットの竹につなげて長い流し台を作りました。
②おはしリレー
留学生と日本人学生の交流のために、おはしを使って行うゲーム(留学生に箸に慣れてもらうために、おかしを箸でつかんでコップに入れていくゲーム)を考えました。
③折り紙
流しそうめんの順番待ちの時間を使って、折り紙を楽しんでもらうことにしました。
果たして当日の様子は……?
ようこそ、流しそうめんへ!
寮のグループラインで宣伝したり、友達に呼びかけをしたりして、当日はたくさんの学生が参加してくれました。
最初に行った日本人学生と留学生を混ぜたチーム対抗のおはしリレーゲームは大盛り上がり!おはしが上手な留学生が多く、とても驚きました。そのあとの流しそうめん体験も大成功!みんなで楽しくそうめんをすすっている姿や、留学生がどんどんそうめんを取るのが上手になっていったり、それに対して周りがリアクションをとっていたりするのを見て、あたたかい気持ちになりました。待ち時間に行った折り紙は、言葉が伝わらなくてもジェスチャーで折り方を教えることができるため、留学生と日本人学生の交流にもぴったりでした。「折り紙大好き!」と言っていた留学生もいて、「折り紙を企画に取り入れて良かった」と嬉しくなりました。また、イベントが終わるときに連絡先を交換している学生がいて、日本人学生と留学生の交流の場になっていました。
このような場を一から作り上げる過程はとても充実したものでした。参加してくださった学生の皆さん、サポートしてくださった学生支援センター、なでしこメイトの方々に感謝です。
国際教養学科1年 黒木ひより(聖心ウルスラ学園聡明中学校高等部出身)
環境科学科1年 内村佳南(鹿児島県立国分高等学科出身)
(2024年度執筆)