【交換留学】海外特別奨学金奨学生の留学ブログ(ベルギー/ルーヴァン大学)

やらない後悔よりやる後悔

 私は、福女大に入学が決まった時から「海外留学」が1つの目標でした。しかし、英語に自信がなく積極的に行動するタイプでも無かったため、1年生の時は少し説明会に参加する程度で、留学について現実的に考えてはいませんでした。
 ですが、心の中には留学してみたいという思いが残っていたことに加え、大学の先生や家族との会話で留学について考える後押しをしてもらったこともあり、勇気を持って留学相談に行きました。直近での申請は断念しましたが、半年後の申請に向け、自分の学びたいことをじっくり考えるきっかけとなり、無事に3年前期での留学を叶えることが出来ました。
 あの時、留学相談に行ったことで留学をするか否かだけでなく、自分の将来についても深く考えるようになりました。今の自分があるのもそのおかげです。普段は失敗を恐れ、一歩踏み出せない私ですが、やらない後悔よりやる後悔だと思い行動した自分にとても感謝しています。

楽しみ、悩み、考える半年間

 留学先での生活は、自分の想像の何倍も楽しく、また何倍も苦労することで溢れています。友達作りや寮生活、英語で受ける授業などについて、不安や悩みを常に抱えている一方、多国籍の学生に囲まれての生活は、日本では得られなかったであろう刺激や経験、知識を与えてくれ、非常に充実感のある毎日を送ることが出来ています。
 英語力の向上や単位の取得はもちろん重要ですが、奨学金をいただき、様々な方の協力を得て自分が過ごせていることを念頭に置いて、学習面・生活面双方で自分が吸収できる全てを吸収することが今の目標です。
 また、こちらに来てからの私自身の最も大きな変化は、自由に使える時間と自分を見つめなおす機会が格段に増えたことです。そして様々な国籍の大学生、院生との出会いから、自分の将来、特に大学卒業後の選択肢が広がりました。この期間を生かして、帰国後の自分の学びの方向性や、将来についてじっくり検討したいです。

≪福岡女子大学基金海外特別奨学金とは?≫

 福岡女子大学基金海外特別奨学金は、交流協定校に交換留学する学生のうち、特に優秀と認められる学生に対して給付されます。
 留学に向けて、授業に真剣に取り組んだり語学のスコアを伸ばしたりして、日頃から準備をしておきましょう!

国際教養学科3年 植木琴音

 昔から興味のあったヨーロッパの文化、特に絵画に多く触れることの出来る贅沢な環境で、楽しく生活をしています。
 先日、ベルギーで20歳の誕生日を迎えました。友達作りに苦戦しており、きっと1人寂しく迎えることになるかと思っていましたが、寮の友達がサプライズでお祝いしてくれました。友達の優しさが染みて泣きそうになったのも、いい誕生日の思い出です。日本にいる両親や友達と祝うことが出来なかったのは少し寂しいですが、その分半年間の留学を通してお金では買えない「経験」をプレゼントしてもらっている最中だと思っているので、今のこの時間を大切にしたいです。そして、せっかく勇気を出して飛び込んだこのベルギーで出来ることを目いっぱい経験したいと思います。

(長崎県立長崎東高校出身/欧米言語文化コース)
ルーヴァン大学(ベルギー)に2023年2月〜2023年7月まで半年間の交換留学中。
(※2023年執筆)
 

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