ありのままの私で
留学中は楽しいこと、つらいこと、多くのことが同時にやってくると思います。授業についていけなかったり、友達と会話が成り立たなかったり、自分の力の無さや成長が感じられないことに落ち込むことも多かったです。そんな自分を見せたくなくて、はじめは楽しい思い出だけを記録に残したり、周りの人に話したりして、苦しいことは自分だけで消化していました。しかし、一度友達に「つらい」と話したとき、想像よりも心が軽くなり、周りの人に助けて貰いながら、たくさんの成長につなげることができました。楽しいときは楽しい、つらいときはつらい、明るいことだけでなく負の側面もさらけ出すことが大切なのだと学びました。そして、成長した自分もへたくそな自分も全て私であり、それを受け入れて、ありのままの私でいることが、沢山の事を吸収できる一番の道だと感じています。留学が終わった後も、この学びを胸にもっともっと成長していけるよう頑張りたいと思います。
“Hello!”から“你好!”へ
不安と期待を持ちながら台湾に到着した日から、気づけば9か月が経っていました。そんな9か月の中で、中国語の能力・精神面共に大きく成長できたのではないかと感じています。見た目が台湾人と変わらない私たちは「中国語が話せる人」として認識されるため、色々なことに自信がなかった留学開始当初は”Hello!”と挨拶をして、外国人としてお店に入っていました。しかし、日々の授業や言語交換の場、国籍豊かな友達との交流を通して、中国語力が伸びたことに加え、失敗の先にある成長に気づくことができました。今でもまだまだ成長途中ですが、お店に入るときの挨拶を”你好!”に変えて店員さんや周りの人との会話を楽しむことができています。台湾で出会う人たちは皆温かく、多くの学びと成長を与えてくれます。帰国まで残り2か月、最後まで“你好!”から始まるコミュニケーションを大切にしていきたいと思います。
≪特別奨学金とは?≫
福岡女子大学基金海外特別奨学金は、交流協定校に交換留学する学生のうち、特に優秀と認められる学生に対して給付されます。留学に向けて、授業に真剣に取り組んだり、語学のスコアを伸ばしたりして、日頃から準備をしておきましょう!
国際教養学科4年 眞榮田歌南
9か月で魯肉飯と台湾パイナップルの虜になってしまった眞榮田歌南です。台湾ではフルーツがとても安くて、授業の前後によくフルーツ屋さんでカットフルーツを買うのが小さな楽しみです。留学生活が想像よりも速く終わってしまうことがとても悲しいですが、実家―福岡よりも実家―台湾の方が近いと気づいたので、今後も定期的に台湾に行けたらいいなと思っています。
この留学を支えてくれた多くの人に感謝し、今後もこの経験をいろいろなところで還元していきたいと思います。謝謝大家、謝謝台湾!
(沖縄県立向陽高等学校出身/国際関係コース)
淡江大学(台湾)に2023年2月~2024年1月まで1年間の交換留学中。
(※2023年執筆)