私の就職活動体験記Part1

本学では、就職活動を終えた4年生の先輩達の就活体験記を実際に聞くことができる機会を複数回設けています。
今年度は、「内定者相談会」と、「就職対策講座」内での内定者トークセッションを実施しました。

●内定者相談会・・主に学部3年生・院1年生が参加。
         既に内定を獲得した4年生が各ブースに分かれて、参加者が個別に(自由に)就活に関する相談をする会です。
●就職対策講座・・主に学部3年生・院1年生が参加。
         内定者をゲストスピーカーとして就職対策講座に招き、インタビュー形式で、就活生のよくある質問に答えていきます。

内定者相談会を終えて

 先日、内定者相談会でお話しする機会をいただきました。参加者の皆さんが積極的に質問してくださり、その熱心な姿に私も刺激をもらいました。今回のこのブログが、就職活動を頑張るみなさんの参考になれば幸いです。
 私自身、就職活動がスムーズにいったわけではありませんでした。大学4年生の8月まで内定がない状態で不安な時期もありましたが、キャリア支援グループの方々をはじめ、周囲の人々の支えがあって最終的に内定をいただくことができました。これから就活をする皆さんも、最後まであきらめずに自分を信じて頑張ってください。応援しています!

自分の就職活動を振り返って

 自分の就職活動を振り返って、皆さんのお手本となるようなものではなかったと思いますが、その中でもこれはやって良かったと感じるものがいくつかあるので、まとめていきます。
①インターンシップに参加すること
 私は、大学3年生の夏休みに福岡市役所のインターンシップに参加しました。公務員や働くことに対するイメージが大きく変わり、非常にいい経験になりました。就活の際に志望理由としてアピールできますし、興味のある職種は積極的にインターンシップに参加してみるといいと思います。
②いろんなセミナーや企業の説明会に参加すること
 大学3年生の秋ごろから大学で開かれる就活セミナーや、マイナビが開催している企業説明会に参加していました。公務員志望ではあったのですが、民間企業にも興味があったのでとにかくたくさんの職種の話を聞きました。お話を聞く中で、自分が本当にしたい仕事や働き方が明確になってくるし企業研究も深まるので、私は最初から職種を絞らずに就活していて良かったと感じました。
③熱中できることを見つけること
 どんな企業でも、必ず自己PRをする機会があると思います。その時に、自分が自信をもって話せるものが1つあると必ず武器になります。私の場合は大学で部活をしていたので、そのことについて話しました。やっている内容が大事というよりは、その経験の中で何を学んだか、何が身についたか、を話せるようになることが大切だと思います。自分が真剣に取り組んできたことを話すときは自然と自信をもってしゃべることができたし、面接官の方にも伝わっていたように感じました。就活のために新しいことを始める必要はなくて、ほんの小さなことでも、今まで自分がやってきた中で好きなことや努力したことを深めてみてほしいなと思います。

内定者相談会での浅香さん

公務員試験について

 内定者相談会の中で公務員を志望する方が多かったので、公務員試験について少しお話したいと思います。
私は大学で行われている公務員講座を受講していました。本格的に勉強を始めたのは、大学3年生の12月ごろでした。国際経済マネージメントコースということもあり、ミクロ経済・マクロ経済、そして出題数の多い数的推理・判断推理などを中心に勉強していました。3月ごろからは憲法・民法・行政法などの暗記できる科目の過去問を繰り返し解いて覚えていました。私の場合、部活を週4でやっていて十分な勉強時間が確保できなかったので、出題範囲が広くかつ出題数の少ない教養科目よりも、専門科目と得意科目に重点を置いて勉強しました。ここに関しては、1人1人合う勉強方法が違うと思うので、自分に合った勉強方法を見つけてみてください。
 そして、面接対策は筆記試験が終わった6月から始めました。自己PRや志望動機などはその前から考えていましたが、実際に対面で話して練習するのが本番の直前になってしまいました。振り返ってみて、もう少し早めから対策しておけば安心だったなと感じています。キャリア支援グループに予約をして面接の練習をさせていただきましたが、毎回丁寧にアドバイスをしてくださり本当に成長することができたと思います。これから面接対策をしようと考えている皆さんも、ぜひキャリア支援グループの方々に相談してみてください。
 公務員と言っても様々な仕事があります。私は、人とたくさんかかわることができる業務をしたかったので、窓口業務がメインの市役所を受けました。制度作りなどをメインでしたければ、県庁や国家公務員などもあります。業界研究をしっかりして、自分がやりたいことに近い職業を探すことも大切だと、私が就活をする中で感じました。また、各試験によって出願期間や科目が異なるので、早めに確認してください。(私は、調べたら出願期間が終わっていたことがありました...)
 最期に、公務員試験は最終合格が出る時期が民間に比べて遅いので、内定を持っている周りの人たちを見て焦ってしまうことがほぼ確実にあると思います。公務員試験の日程が被ってない職種を受けられるだけ受けたり、余力があれば民間も受けてみたりすることも選択肢の1つだと思います。人それぞれ就活のスタイルがあっていいと思いますし、どんなやり方でも自分に自信をもって、最後まであきらめずにやり切ってください!

内定者相談会(全体)の様子

最後に

 私が就職活動全体を通して感じたことは、素直に自然体の自分で挑むことの大切さです。無理に自分をよく見せようとする必要はないし、そうしたとしても面接官の方に見透かされてしまうなと思いました。就活は自分と向き合う期間にもなると思います。ネガティブな部分もポジティブな部分も素直に受け取り、自分の魅力を再発見してほしいです。つらいときは友達や先生方にたくさん相談して、リフレッシュする時間も忘れずに取りながら頑張ってください。皆さんの就職活動が後悔のないものになるように祈っています。

国際教養学科4年 浅野帆香

 大学ではかすみ祭ステージ企画部ステージリーダーを経験。また、他大学のオーケストラ部に所属し、年に数回の演奏会に出演しました。
(福岡県立明善高等学校出身)

(※2023年度執筆)

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