イベント企画に初挑戦!~学生主催のライブ配信イベントを開催しました~

ライブ配信イベント「村上祥子先生インタビュー&クッキング」を開催しました

 本学卒業生の料理研究家、村上祥子先生のキッチンスタジオにて、学生主催のライブ配信イベントを開催しました。私を含む食・健康学科の学生6名、また当日の運営サポート役として、ランゲージ・カフェ参加学生2名がキッチンスタジオを実際に訪問し、村上先生へのインタビュー、質疑応答、調理実演の補助や試食等を行いました。大学の後輩である学生たちを見つめる村上先生の優しい眼差しと素敵な笑顔が印象に残る、心なごむひと時となりました。

イベント企画に初挑戦

 今回のイベントを企画したきっかけは、図書館を訪れた際に、中2階に設置されている「村上祥子料理研究資料文庫」を目にしたことでした。本学を卒業して活躍されている先輩の姿を知り、「福女大の学生の皆さんにも、この文庫のことをもっと知ってもらえたら。さらに、村上祥子先生ご自身についても、もっと知ってもらえたら。」と思い、イベントを立案しました。

 その後、学生委員として出席した図書館部門会議で提案したところ、快く受け入れてくださり、ラーニング・コモンズ企画としてこのイベント案を進めていくことになりました。その過程で実感したことは、図書館の職員の方々をはじめとする多くの人の支えがあったからこそ、「やってみたい」が叶ったのだということです。特にラーニング・コモンズ・コーディネーターの金光さんは、事前準備から当日の運営業務に至るまで、親身になってサポートしてくださいました。

 企画を実現させるには、当日の進行や会場の準備だけではなく、依頼書などの書類、参加者を募るアンケートフォーム、村上先生との連絡など多くの準備が必要です。また自分だけでなく、村上先生のスタジオのスタッフの方々も準備が必要です。今回イベント企画に挑戦したことで、周りのフォロワーシップに支えられて、学生として多くのことに取り組めているのだと気付きました。また、当日の司会を募った際に手を挙げてくれた同級生2人と一緒にチームとして動くこともでき、図書館部門で学生委員として1人で活動してきた際にはできなかったリーダーシップの実践も経験できました。

 こうして実際に動いて、体験してみると、失敗や気付きから得る学びが大きいなと感じます。一年生のうちに様々な体験学習に飛び込んだことで、「当たり前」を問い直すことができ、自分自身の課題と直面したり、視野が広がったりと、多くの発見や気づきがありました。今年は、それらとしっかり向き合うこと、周りに頼りすぎないことを意識しながら、自分にできることを考え行動していけたらと思います。

(食健康学科1年 福島愛香/福岡県立鞍手高等学校)

 村上先生の「いじましいことは嫌いなので」という言葉が心に残っています。私自身、あれこれと考え込んで気持ちが落ちてしまうことがあるのですが、学校生活において学ぶ中で気持ちをスパっと切り替え前に進むことはとても大切だと感じます。失敗と向き合った後、次!と前向きに進んでいける人でありたいです。
(食・健康学科1年 福島愛香/福岡県立鞍手高等学校)


 村上祥子先生のお話の中で、出版社の社長室まで自分のレシピを持っていきレシピ本を出版することができたというお話を聞いて、先生の行動力に感銘を受けました。そして私も与えられたチャンスは逃さない、むしろ捕まえていく勢いで行動したいと感じるようになりました。また、先生の元気の秘訣は「仕事をすること」という考え方が特に印象に残りました。大学生活を送るうえで忙しいことを理由に、つい消極的になってしまうときがありました。しかしこのイベントの参加を決めた時のように、進取果敢な姿勢で物事に取り組むということを、これからも意識していきたいと思います。また料理番組のようなスタジオで調理実演を体験し、実際に料理研究家としての仕事に触れることができたので、とても良い経験ができ、イベントに参加して良かったと思いました。
(食・健康学科1年 寺田倫子/岡山芳泉高校出身)


 私は今回のイベントのインタビューにおいて、村上先生の「自分の行動に『自信』をもつ」というお言葉に心を動かされました。私は行動に移すことは出来るものの、その行動に対して本当にこれでよかったのかと考えてしまう癖があります。そこで、自分がその行動を通して何をしたいのかをはっきりさせた上で、自信を持って行動できるようになりたいと思うようになりました。また、私はイベントに参加し司会をすることが今回が初めてで緊張がありました。司会をする上でメンバーと事前に流れを確認したり、時間を見ながらイベントを進めたりすることを通して、司会のスキルを身につけることが出来ました。イベントの成功には司会者の事前の入念な準備が欠かせないことを学んだので、今後司会をする際にはしっかりと事前準備をした上で担っていきたいと思います。
(食・健康学科1年 森田千絵/長崎県立諫早高等学校)

【写真】左:寺田さん、中央:福島さん、右:森田さん

(2021年度執筆)

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