第10回 福岡女子大学 ろうそく能

 2025年11月11日に、能楽師の方をお招きして公演を行いました。学生の感性教育と地域の皆様の文化振興を目的として例年実施しており、今年で10回目の開催となりました。
 公演の運営には1年生の学生有志6人が活躍しました。公演の1か月前から教職員と一緒に能楽について勉強しながらパンフレットや会場の装飾を作りました。活動を終えて、それぞれの体験を語ってもらいます。

嬉しい!パンフレットが多くの方の手に

 はじめは能に全く興味がありませんでした。しかし、学生支援センターの方からお誘いを受け、有志活動に参加することになりました。最初の有志の集まりでは、ホルスト先生が用意してくださっていた能に関する本の山や、その熱量に触れ、少しずつ能に興味が湧いてきました。私はパンフレットのデザインを担当することになり、先生から送られてくる原稿や、他の有志の学生が書いた文章をまとめながら、「どうすればもっと良いものになるか」を考えて制作を進めました。そうして作業を重ねていくうちに、気づけば当日のろうそく能がとても楽しみになっていました。
 当日は、独特で幻想的な能の世界に一気に引き込まれました。また、自分が作ったパンフレットを来場者の方々が手に取っているのを見たときは、嬉しい気持ちになりました。今回、有志として運営に関わったことで、ただ観るだけでは得られない体験をすることができ、とてもいい経験になりました。
(高野 くるみ パンフレット作成担当)

学生有志メンバーでデザインしたパンフレット

自分から動くことで気づかされることが多い活動

 私は友達の勧めで運営有志として立候補しました。はじめ、ろうそく能がどういうものなのかも分からず活動を始めましたが、パンフレット作成を通して、通常の能と違った良さがあるということを知ることができました。事前学習の時、実際に太鼓をたたいて、思っていたよりもきれいな音を鳴らすのが難しく、何気なく見ていた能や狂言の演者の方々の偉大さに改めて気づかされました。
 来年の1年生は、能面や太鼓を触ったり、見たりする機会があったらぜひ積極的に体験してほしいです。日本の伝統文化に触れる機会は少ないと思います。自分から動くことで気づかされることが多い活動だと思うので、ぜひ有志活動への参加に立候補してほしいと思います。
(中村 美紀 パンフレット作成担当)

会場の様子。多くの来場者が来てくれました。

楽しく装飾を作ることができました!

 はじめはろうそく能について詳しく知らず、有志の活動を始めるのも友達の勧めで立候補しました。活動前の私は、能を鑑賞したことはありましたが、扇や面の種類についてよく知りませんでした。そのため、会場の装飾としてポップを作ることになりましたが、能に関する情報を伝えられるか心配でした。しかし、扇や面についてホルスト先生に教えていただき、扇に関する本なども参考にして書いたので、あまり心配する必要はありませんでした。また、一緒に装飾を担当した友達と楽しく装飾を作ることができたので、良い思い出になりました。
 ろうそく能の運営には、装飾係だけでなく、パンフレットづくり、司会などの役割があるので、能に関して全く知らない人でも能を知るきっかけになると思うし、楽しい思い出をみんなで作ることができると思うので、運営に参加する機会があれば、ぜひ立候補してみてください。
 近々、一緒に活動したメンバーで打ち上げをしようと思います☺
(辻 こころ 会場装飾担当)

能楽への理解を深めながら装飾を作りました。

環境科学科 1年 高野 くるみ  (写真左から3番目)
最近道端で黄色いピクミン拾いました。
(福岡県立福岡高等学校出身)

環境科学科 1年 中村 美紀 (写真左から4番目)
Pikmin Bloomにはまっています。レベルは41です。100を目指しています。
(大分県立大分雄城台高等学校出身)

国際教養学科 1年 辻 こころ (写真左から2番目)
ピクミンが好きで、毎日歩くことを心がけています。好きなピクミンは岩ピクミンです。
(福岡県立筑紫丘高等学校出身)

国際教養学科 教授 スウェン ホルスト (写真後列中央)

※2025年12月執筆

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