そのうち4名が11月4日、学長室を訪問し、向井学長・藤野副学長に受講及び受賞を報告。オンラインでの協働学習や異文化交流を通して得た経験や気づきを語り合いました。
英語での挑戦、他大学との協働から見えたもの
国際教養学科3年・平野愛さんは、英語でのディスカッションに最初は不安もあったと振り返ります。
「英語力そのものよりも、自分が何を伝えたいかを意識することが大事だと感じました。 他大学の学生が積極的に意見を言っていて、自分も負けていられないなと思いました。」
「みんなが自分の意見をはっきり持っていて、相手がどう思うかを気にしすぎずに話していたのが印象的でした。 日本の授業とは少し違う雰囲気で、自由に発言できる空気を感じました。」
向井学長は学生の発言に頷きながら、
「国際的な場では、英語そのものよりも“どう伝えるか”の姿勢が大切。 自分の考えを持って臨むことが、真の意味でのコミュニケーションにつながりますね。」
と語りました。
学びの変化、広がる視野
国際教養学科2年・太田彩絢さんは、さまざまな背景をもつ学生たちとの交流を通して、自分の考え方が広がったと話します。
「他大学の学生が自分の地域や関心のある課題を紹介してくれて、 それを聞くうちに、自分の生活と社会の課題がつながっていることを実感しました。 小さな行動でも意味があるんだと思えるようになりました。」
「いろんな立場や意見を聞く中で、一つのテーマを多角的に見られるようになりました。 それから、授業でも自分から発言する機会が増えました。」
藤野副学長は、学生たちの発言を聞いてコメントします。
「学外の学びが、大学での授業や日常の姿勢にもつながっているのが素晴らしい。 こうした経験が、学びを社会に開いていく第一歩になると思います。」
次のステップへ、後輩へのメッセージ
懇談の後半では、今後の目標や後輩へのメッセージを語る場面もありました。 平野さんは、同じように国際的な学びに挑戦する学生が増えてほしいと話します。
「最初は不安もありましたが、挑戦してみて本当に良かったです。 興味があるなら迷わず一歩踏み出してみてほしい。 経験してみることでしか得られないことがたくさんあります。」
太田さんも頷きながら続けます。
「自分の意見を発信することで、結果的に誰かの考えにも影響を与えられる。 そうした学びを、これからも続けていきたいです。」
山下さんは、「行動する勇気を持つことが大切」と語り、 津村さんも「英語を使う場面が増えたことで、自信につながった」と話しました。 学生たちの言葉からは、それぞれの“次の一歩”への意欲が感じられました。
また、参加した4名全員が口をそろえて、「ぜひ後輩にもこのプログラムに挑戦してほしい」と強く勧めていました。新しい学びや出会いを通して得られる経験を、自分だけで終わらせず、次の世代へつないでいきたい——そんな思いが自然に共有されていました。

学長メッセージ——挑戦を支える大学として
「今日の話を聞いて、皆さんが自分の学びを自分で広げていることを感じました。外に出て新しい環境に挑戦することは、勇気がいることですが、その一歩が成長につながります。そして、その挑戦を支えるのが福岡女子大学の役割です。今回の経験をきっかけに、さらに多くの学生が自分の世界を広げていってほしいと思います。」
穏やかで和やかな雰囲気の中、懇談は締めくくられました。
学生たちの笑顔と前向きな言葉が印象に残る、温かいひとときとなりました。

国際教養学科2年・太田彩絢さんが【健闘賞】に選ばれました。


















































