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お知らせ2023.11.27

【学生企画実施報告】立命館大学河井ゼミとの交流、企画運営からの学び

「私たちのリーダーシップアカデミア」に延べ50名の学生が参加

4大学から学生が集いました。
女性リーダーシップセンター・外部委員である立命館大学スポーツ健康科学部の河井亨先生のゼミ生、本学有志学生、そして九州大学や福岡工業大学の学生も加わり、「私たちのリーダーシップアカデミア」と称した交流を9月末に行いました。

河井ゼミ生による企画名の命名は、「僕たちのヒーローアカデミア」のスピリットをリーダーシップ開発やリーダーシップ発達に重ねるというもの。「自分なりのリーダーシップを発見する」を掲げて、多様な学生が集まりました。

「リーダーシップを自分ごととする」ために

2日間にわたって行われた交流は、福女大生、そして河井ゼミ生が1日ずつ企画を担当。語り合いやミニレクチャー、まちあるき、学外ゲストによるお話、ミッションクリアゲーム等を通じて、「自分なりのリーダーシップを発揮する」工夫を凝らしたもので、大いに盛り上がりました。サークルやバイトで他大生と一緒になることはあっても、「リーダーシップ」について共に試行し、語り合いながら深める機会が得難かったようで、企画実施から2か月経った今日も交流が続いている学生たちもいます。

福女大有志内で中心的役割を担ったのは、国際教養学科の松島海咲さん(2020年度入学生、ポーランドへの留学&東京でのインターンシップ休学を経て現4年生)と環境科学科の坪根由依さん(2020年度入学生、海士町や岩手大槌でのインターンシップ他国内各地での活動のための休学を経て現3年生)。ふたりから寄せられた文章を紹介します。

「さまざまなリーダーシップの形」(松島海咲さん)

地元の「KATAOSA COFFEE」オーナー・萬野さんとのセッション進行をする松島さん。
「リーダーシップ、発揮の仕方は人それぞれ。ああ、まさしくその通りだな。」本企画は、改めて私にそう感じさせてくれる時間となりました。

一緒に準備と当日進行を進めてくれた坪根さんは、持ち前の明るさで、私が苦手だと感じる場の盛り上げをガンガンやってくれるし、参加者にもどんどん話しかけて会話の輪を広げてくれる。河井ゼミ生も、それぞれ本企画を通して自分にできることを発見できた様子の学生がいたり、参加者も、自らが場を共に創る意識で、初対面でもみんな積極的に会話をしていたり。私自身としては、進行が円滑に進むよう、主に全体の状況把握やスケジュール管理を通じて場に貢献することができました。自分も他者も含めて、様々なリーダーシップの形があることを体感できました。

また、準備過程で、忙しさから時間に追われたり、詰めの甘さに悔しくなったり、気持ちが下がりそうになることも何度かありました。数年前だったら落ち込んでいたと思うのですが、今回は「自分は今面白い場をつくっているんだ」と眠ってしまったワクワクを呼び起こし、前向きな気持ちを維持して企画準備を進めることができました。そんな自身の成長や、いい意味でまだまだな点にも気づくことができ、とてもよい機会となりました。

【松島さんの福女大での成長の軌跡~大学オフィシャルブログ「FWU Stories」掲載記事】
2022/10/13「枠にとらわれない『就活』体験記 ~Out of the boxに将来を描きたい!」
2021/10/25「社会でいきる強さ」
2021/7/21「もっと自由に、『正解』の枠を超えて考える」

「不思議な場」(坪根由依さん)

オープニングでゴールを共有、参加者全員のものとなるよう工夫する坪根さん。
不思議な場だったなあと思います。初めて会った人と共に学び合える場をつくれるなんて。企画したのは私と松島さん、そして立命館大学の学生ですが、「一生懸命考えた企画者」と「そこにただ場にいる参加者」という線引きは全くなく、学び、考えたことを伝える参加者の積極的な姿勢がありました。

最初は「リーダーシップについて学べる場をつくる」という共通の目的を持っていたのはほんの数人だったのに、段々とみんなの共通認識になっていったこの過程。大学で色々学んでみると、目指したい理想像と現実があまりにもかけ離れていて、正直自分1人が動いたところで何が変わるのだろうか、と無力感を覚えることもあります。今回体感できた過程で、小規模ではあるものの、私が誰かに気持ちの変化をつくれたのかなと思えました。

これは「一人ではできなくても私も誰かの力を借りれば少しは何かを変えられるかもしれない」と体感する機会になりました。

もちろん全てうまくいったわけではなく、当日を迎えるまでに認識のズレによる苦しい時も企画者サイドでは生まれました。そのたびにズレに真摯に向き合い、同じゴールを目指して走ってきました。そうして一緒に走ってくれる人がいてくれることが、自分の学びと、より良い場をつくったのだと思います。

【坪根さんの福女大での成長の軌跡~大学オフィシャルブログ「FWU Stories」掲載記事】
2021/11/18「模索しながらリーダーシップ発揮 : Learning Assistant 設置に向けて」