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活動報告2025.09.30
学生委員活動:ゲストセッション、そして目標共有セッション

5月末のキックオフセッションに続き、7月初旬には「コミュニティ・オーガナイジング・ジャパン(COJ)」の中村果南子さんを迎え、「ひとりが抱え込まないチームの作り方:『みんなで』『本気で』『楽しく』を手放さないためのポイント」講義&ワークショップで学びました。

高校までも様々な「行事」はあったものの、よりよいチームワークのための知見を言語化する機会は限られていたという学生委員たちは、中村さんのお話に聞き入ります。リーダーシップとは、誰か一人が所有・周囲にふるうものではなく、「チームメンバーそれぞれが、チームとして共有した目的や目標を実現するためによりよい自分を発揮し合うことで生み出されるリーダーシップ・プロセス」というリーダーシップ理解に一歩近づきました。

そして夏休み最終日の開催となった目標共有セッション。まずは皆で夏休みのハイライトなどの近況報告を行います。
続いて、チームの「心理的安全性」「パフォーマンス」を確認できるマトリックスや、チームの心理的安全性を高める行動のヒントを学びました。また、キックオフセッションで学んだ、「HOWやWHATにはWHYが先行する」ことも再確認。
そこからは、所属部会が異なる3~4名のグループに分かれ、「目的・目標&スケジュール共有シート」をベースにお互いに深掘りする時間を過ごしました。
この深堀りでは、「伝える」「聴く」「問う」を繰り返すことで、WHYを再確認したり、HOWやWHATのアイディアを得たりできたようです。

初心を忘れずに失敗と挑戦を繰り返す(H. S.)
今回、目標共有セッションに参加したことで、夏休みを通して人との交流が減り緩んでいた気持ちを引き締められたと思う。
今回のセッションを通して、学生委員の活動が進んでいく中で忘れかけていた大切なことに気づいた。活動当初に持っていた「Why?」(何のため?)を忘れ、「How?」(どのように?何を?)思考による「作業の遂行」に意識が向いてしまっていたのだ。改めて、自分自身がなぜ、何のためにこの活動を行っているのかを見つめ直す良い機会になった。
私が言語教育センターの学生委員を志望したのは、福岡女子大学の基本理念である「次代の女性リーダーを育成する」ために、どのような学びの場が提供されているのかに興味があったから。そして、私自身の関心の向く言語教育を対象にその場に飛び込めると考えたからである。
学生委員の活動に参加したことで、自分の中に固定されていた「リーダーシップ」の定義を再設定し、様々な実践のためのモデルを学ぶことができている。今回のセッションでも、企画遂行にばかり目を向け、このような初心を忘れかけていた自分自身に喝を入れることができた。
(例えば、WHYを忘れたりという)「失敗」と、(だからといって落ち込んだり投げ出したりではなく気持ちを新たにして)「挑戦」を繰り返すからこそ得られるリーダーシップに関する知見を、大学内外問わず、私がかかわる活動すべてに繋げていきたい。