福女大の学びの羅針盤「FWU COMPASS」に示された「体験的学習」は、正課(授業)のみならず、準正課でも多様に展開されています。「準正課」とは、単位付与はないものの、福女大基本理念「次代の女性リーダーを育成」のために教職員が活動を支援したり、場所や予算等の大学のリソースが提供されるものです。

教職員や学年・学科を越えた学生、地域のみなさんや高校生と共に取り組む活動を通じて「学び」を生み出す機会です。例えば、もっとも身近な「社会」である大学の運営に、教職員から構成される委員会・部会の「学生委員」として参画する活動。大学を高校生によりよく知ってもらう広報や、留学生のサポートを通じた異文化交流、気軽に語学を学んだり、社会課題について語ったりする場づくり。ここでもまた、飛び込むことで見えてくる自分や他者、そして社会があります。

「私はリーダーに向いてない」?

「リーダー」や「リーダーシップ」への思い込みやこれまでの経験が自分を不自由にしていませんか。準正課活動を通じて自分色のリーダーシップを発見していく学生たちの体験談、福女大のリーダーシップ開発コンセプト、活動リストがまとめられた小冊子はこちらから。

「学生委員」活動について

2015年度から始まり、2018年度には第3次中期計画内の「女性リーダー育成教育の推進」に位置付けられた学生委員の制度は、教職員から構成される学内委員会への参画を通じて、学生のリーダーシップを向上することを目的としています。2022年度は学内全7委員会・部会で35名の学生が活動しています。

学生委員の活動は、オール学生委員コミュニティでの全体ミーティングと、所属委員会・部会での活動から成り立っています。全体ミーティングでは、所属委員会での活動にも役立つリーダーシップやチームワークのコンセプト・理論のインプットの他、お互いの活動の様子を共有したり、学外ゲストとの交流を行ったりします。授業ともサークルとも異なる場で、学年や学科を越えた仲間とともに活動できます。所属委員会・部会の活動では、年間の事業計画のもとに、教職員と共に大学の運営にかかわる企画に従事。全体ミーティングと所属委員会・部会での活動の往還を通じて、自身や他者のリーダーシップ発揮を試みていきます。

福女大準正課活動を通じた私たちの成長「私のリーダーシップ?~挑もう、福女大生!」
この動画は国際文理学部第1期生OGの協力で、2018年に制作されました。